Illustrated by Dr. Junichi Ono.
高速分子動画; 今後の展開に繋げて
2023年11月30日(木)−12月1日(金)
更新日: 11月27日
新学術領域「高速分子動画」の構想は単純明快で、「百聞は一見にしかず」という事実をさらに時間軸方向に展開したものです。 本研究領域の第一の目標は、「高速分子動画」法の適用制限をできるだけ取り除き、本手法をより多くの生体高分子観察に適用できる普遍的な方法として確立することです。 そのために、ビームラインエンジニアリング、タンパク質工学、ケミカルバイオロジーなどの技術を最大限に活用しています。 第二の目標は、その結果を新しい生体高分子の制御法の開発に活かしていくことです。 実際に観察された「高速分子動画」を計算科学や分光学の手法を用いて定量的、理論的に解析します。 そしてそれを基にして、新しい機能性タンパク質や生体高分子を制御できる新規化合物などを創生することにより、イメージング、光遺伝学、光薬理学といった幅広い分野に貢献したいと考えています。 今回は第二回目そして最後の国際シンポジウムをハイブリッド形式で開催しますが、本新学術領域と世界のエキスパートによる最新成果のプレゼンテーションを通して、「高速分子動画」の将来展開を示したいと思います。 最後のシンポジウムとしてショートトークセッションを設けますので若手の方も奮ってご参加いただき、最新の結果をご発表ください。 またポスターセッションを設けますので、領域内外でのさらなる共同研究の推進にご活用ください。 2023年にお会いするのを楽しみにしています。
実行委員⻑: 岩田想(京都大学)
本シンポジウムは、以下の団体より助成を受けて実施いたします。
岩田想 (京都大学)
南後 恵理子 (東北大学)
山本 雅費 (理化学研究所放射光科学研究センター)
久保 稔 (兵庫県立大学)
宮下 治 (理化学研究所計算科学研究センター)
朴 三用 (横浜市立大学)
清中 茂樹 (名古屋大学)
永野 真吾 (烏取大学)